離婚問題の基礎(4)~養育費の定め~
前回は、離婚する夫婦の間に未成年の子供がいる場合、 親権者を定める必要がある、ということについて書きましたので、今回は「養育費」について書きたいと思います。
養育費とは、一般的には、親権者とならなかった元夫(又は元妻)が、親権者となっ た元妻(又は元夫)に対し、子供の生活費や教育費等として支払うお金のことです。
「婚姻費用」と異なり、元妻(又は元夫)の生活費等は含まれないので、注意が必要で す。
養育費は、一括ではなく毎月一定額を支払う方法で決めることが多いといえます。 そこで、「どの程度の金額を毎月支払うべきか」というのが支払う側と支払われる側の最大の関心事となります。
当然ですが、話合いで合意ができれば、その金額ということになります。 話合いで合意ができないときは、家庭裁判所の調停や審判の手続きを利用して養育費の金額などを定めることになります。
養育費を定めるときに参考になる資料として、実務上、「算定表」が利用されています。
これは、夫婦それぞれの年収の相関、子の人数と年齢によって、養育費の月額 が一目で分かるような表になっています。
算定表の数値については、現代の生活状況等に対応できていないなどの批判もありますが、家庭裁判所で争う場合、専門的な知識がないとほぼ算定表通りとなってしま うといっても過言ではありません。
算定表の金額を争う場合には、法的な知識が必要となりますので、弁護士等の専門家へ相談することをお勧めします。
日々の雑感
この前、革靴で歩いているときにガムを踏んでしまいました。靴底だけでなく、つま先から甲の部分までなぜかガムが付いてしまいました(しかも左右とも!)。腹立たしさを押さえ、早速、ネットでガムの取り方を検索したところ、凍らせて剥がすのが一番とのこと。ただ、凍らせて剥がすと傷がついてしまう恐れもあり断念。
半信半疑で、その他の方法として紹介されていた、油でガムを溶かす方法を試しました。バターでもいいらしいですが、とりあえずキッチンにあったサラダ油で代用。
結論からいうと、かなりきれいにガムを溶かすことができました!おまけに油分を吸って革靴に少し艶がでました笑
(平成29年9月4日発行 文責:下田和宏)
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