実録・労働審判③

前回より、労働審判についてご案内しています。前回は、初回の書面提出日までに時間的猶予が少ないため、素早い初動対応が重要ということをお話しました。

 

そのようにして書面を準備の上、事前に裁判所と相手に送付し、審判日当日を迎えます。それでは、労働審判当日はどのように進むのでしょうか。

 

まず、期日の進行は労働審判委員会が担います。この委員会は、裁判官1名(労働審判では「労働審判官」といいます。)と、労働審判委員2名の計3名で構成されています。労働審判委員は、労組出身者や経営者など、労使双方側の人間で構成されていることが常です。そのような委員会の指揮の下、期日が進行していきます。

具体的な進行方法は事件や委員会ごとに区々ですが、基本的には当事者双方から交互に話を聞き、事件の内容や争点を整理し、話合いによる解決に向けて双方に働きかけていく、というスタイルが一般的です。

 

イメージが湧きやすいようにもう少し具体的に説明すると、まず片方が審判廷とされている部屋で委員会と質疑応答します。事実関係について聞かれたり、相手の主張についての反論を確認されます。その後、今度はもう一方が入れ替わる形で部屋に入って同様に質疑応答する、という流れです。

 

なお、この期日に会社関係者が出席するべきかですが、必須ではありません。代理人の弁護士のみで対応することも少なくありません。会社関係者が出席すると、事実関係について深く突っ込まれたりすることもあるので、戦略的に弁護士のみで対応することもあります(弁護士であれば「その点については、それ以上詳しくは知りません」といって躱すこともできたりします。)。

 

これが当日の大まかな流れになります。少しでもイメージをお持ちいただければ幸いです。

 

Atty’s  chat

今回も健康ネタです。最近は手作りギリシャヨーグルト(以下GY)にはまっています。手作りといっても、プレーンヨーグルトを重しを使って水切りするだけです。これだけですが、しっかりと水気の切れたGYはクリームチーズのように濃厚になり、とても美味しいです。また、ホエーを分離することで乳糖を除去できるため、乳糖による影響も抑えることができるのです。
最近は毎日大パック1個分のGYを食べており、おかげでお腹の調子も良好です。是非お試しください。

(2023年9月21日 文責:越田 洋介)