英文契約書のアレコレ(1)

私のコラム掲載は、本号から、『英文契約書のアレコレ』(現状題目)と題しまして、英文契約書を読む際に少しだけ役に立ちそうな豆知識や単語などを紹介していきたいと思います。
英文契約書を読んでいると、難しい単語が出てきたり、複雑な構造の文章が出てきたりすることはないでしょうか。
 
かくいう私も、このようなコラムを出稿しようと思ったのは、そのような難しさを感じることが、学生時代から、そして実務家になった現在もあるからなのです。
例えば、極端な話にはなりますが、英文契約書の頭書のあたりから、Partyという単語が出てきますよね。「party」という単語を聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
誕生日パーティー、たこ焼きパーティー…普通、partyとは「にぎやかで楽しい集まり」というイメージではないかと思います。
しかし、英文契約書で登場する“party”は、まったく踊りませんし、シャンパンも出てきません。英文契約書で出てくるPartyは、「当事者」という意味です。例えば、
This Agreement is entered into by and between Party A and Party B.
「本契約は、A当事者とB当事者との間で締結されるものとする」
という風に用いられますよね。このように、次号から、英文契約書特有の表現や、日常とは違う意外な意味など、英文契約書を読む際に少しだけ役立ちそうな豆知識や、私自身の苦労話などをお話し出来たらと思います。

 

物好き弁護士のつぶやき

先月、家族と大阪関西万博に行ってきました。
我が家は、子供がまだベビーカーでしたので、優先レーンで通してくれるところもありましたが、事前予約や当日登録が無いと入れないパビリオンもありました。たくさんのパビリオンを回れたとはとても言えないですが、個人的に思い出に残ったパビリオン3選はこちらです。
① トルクメニスタン館:異国情緒や国家の雰囲気も味わうことのできるインパクトのあるVTR  
が魅力的でした。
② いのちの未来館:大阪大学教授の石黒浩先生プロデュースの、アンドロイドをベースにした  
展示で、眼前で展開するSF作品の趣きが良かったです。
③ 関西パビリオン:娘が恐竜好きなのです。福井県がブースを出しています。フクイラプトル
の実寸大模型を見た娘が喜んで「サイコー」と叫んだのが思い出です。

                                                                                                                    (2025年7月18日 文責:原田 大士)