不動産取引に多いトラブル ~「注文の多い『買い主』さんに」~
不動産に注力する弁護士として、不動産仲介会社さん側、買主さん側から、相談を受ける中で、「思っていた土地・建物と違った」「建物を建てるのに、思っていたより高い費用がかかる」という相談が非常に多いです。
たとえば、購入後に、土地から瓦礫が見つかって、その撤去費用が多くかかるとか、海沿いの土地に別荘地を購入したところ、崖との関係で思っていたより建てられる範囲が狭いとか、建物だと、雨漏りが生じる・隣人の人が変な人だった、といった相談が、非常に多いです。
こういったトラブルは、法律的に事前に対策するポイントもあるのですが、購入前に、できる限りその土地・建物のことを調べて、聞いて、価格を決める、購入を決めるといった事前の対策が非常に大切になります。
このような想定してない土地・建物の欠陥は、買う前には、買うのを辞めるとか、その分値段を下げるとか、買主さんが強くイニシアティブをとって、対応できるのですが、買った後だと、法的な請求を行う他ありません。法的な請求となると、いろんな条件が必要になってしまいます。。。
なので、皆さまお忙しいと思うのですが、新規に土地や建物を購入する際には、「注文の多い料理屋さん」ならず、「注文の多い買主さん」として、土地・建物のことをしっかり聞くようにしましょう!!次回からは、「何」を聞けば良いかなど、ご紹介します!!
とにかく明るい弁護士の近況
最近、ひょんな出会いから、「不動産・相続お悩み相談室」というラジオ番組に出演することになりました!そのラジオのコメンテーターの方は、不動産会社経営者であり、結婚相談所を運営し、更に、ラジオコメンテーターと、興味深い方ですが、ここまでくると良く分からない方ですね!!不動産専門弁護士として、サブリース契約について話してきます!YouTubeにもアップされるみたいなので、滑ってなければ、、、またご紹介します!(平成29年6月12日発行 文責:山村 暢彦)
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