英文契約書のアレコレ(4)
本年もどうぞよろしくお願い致します!
英文契約書で用いられる基本単語を、引き続きご紹介いたします。
今回は、英文契約書で頻出するものの、日常英語とは少し違う使い方で登場することが多い、“subject” です。
“subject”と聞くと、「主題」「主語」などの意味が思い浮かぶのが普通ではないでしょうか。
メールの「件名」のことも、英語ではsubjectと表現すると思いますが、基本的に「主題」などと似たような意味ということで腑に落ちるかと思います。
ところが、英文契約書では、この単語はまるで別の意味で頻出してきます。
特に“subject to ~”という形で登場し、「~を条件として」「~に従って」といった意味で使われることが多いです。それぞれの使い方を、例文で見ていきましょう。
① 「~を条件として」
The Agreement shall become effective subject to the approval of the Board.
(訳:本契約は、取締役会の承認を条件として有効となる)
② 「~に従って」
Subject to Section 3.2, the Seller shall deliver the goods by June 1.
(訳:第3.2条の定めに従い、売主は6月1日までに商品を引き渡すものとする)
どちらの場合でも、subject toの後に続く事項が、修飾される内容に優先するといったニュアンスを示す慣用表現ということができるでしょう。
物好き弁護士のつぶやき
年末に、家族で滋賀県は琵琶湖を訪れました。
琵琶湖と申しましても大変広いですよね。私が旅行したのは、湖北の奥琵琶湖のエリアというそうです。琵琶湖は、冬鳥の越冬地とのことで、バードウォッチグに期待しておりました。
野鳥センターが存在し、そこの望遠鏡で、なんとオオワシの姿を垣間見ることができました。
オオワシは本州にはほとんど留まらないそうですが、1羽だけ、それも29年間琵琶湖に帰り続ける個体とのことで、姿は遠くに小さく映るばかりでしたが、悠然と木に止まっておりました。
長浜にも寄り、海洋堂ミュージアムを訪れ、親子で楽しんだ旅行となりました。
【2026年1月7日 文責:原田 大士】
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