離婚問題の基礎(13)~離婚原因~

 今回は、離婚原因について書きたいと思います。

 

 夫婦が離婚する場合、原因は様々だと思います。「性格の不一致」、「不倫」、最近では「モラハラ」について、よくご相談いただきます。

 

 いまや「モラハラ」は職場でも問題になりますので、経営者の方はこの言葉に敏感になっているかもしれませんが、離婚原因にもなり得ます。

 

 余談ですが、「モラハラ」という言葉は、三船美佳と高橋ジョージの離婚原因として世間的に認知されてきましたが、私が弁護士になりたての頃はまだまだ認知されておらず、依頼者の方から「あの人のこういう行為はモラハラなんです!」と言われてもピンとこなかった記憶があります。

 

 世間的に認知されてきたとはいえ、「モラハラ」自体が法的に離婚原因と認められるためには、高いハードルがあります。

 離婚裁判の場合、離婚したい側の方で、離婚原因について、主張と立証をして、裁判所に認めてもらわなければなりません。

 

 

 民法に規定されている離婚原因は、①不貞行為、②悪意の遺棄、③3年以上の生死不明、④強度の精神病、⑤婚姻を継続し難い重大な事由、の5つだけです。

 

 「モラハラ」は、⑤婚姻を継続し難い重大な事由に該当し得ますが、何がこれに該当する事情なのか明確ではありませんので、様々な出来事や事情を説明して、裁判所に夫婦関係が破たんしていると認めてもらう必要があるのです。

 

日々の雑感

 先日、ふるさと納税の返礼品でメロンが届いたのですが、指定の食べ頃をうっかり2、3日ほど過ぎてしまいました。2、3日なら余裕だろうと何気なしにメロンを切ってみると、熟しすぎて見た目的には悲惨なことに。。。味は大丈夫だろうと食べてみると、舌がぴりぴりして、「これはやばいかな」と思いました。
 しかし、ネットで調べてみると熟しすぎたメロンは「電気メロン」と呼ばれ、成分上ピリピリするけど、体に害がないとのこと。とはいえ、そのままでは食べられないので(好きな人もいるとか)、牛乳を入れてミキサーでメロンオレにしました。。。おいしかったです!

(平成31年3月4日発行 文責:下田和宏)