今号のトラブル:実録・団体交渉(1)

大体いつも法令の紹介や解説などを行っていますが、今回は趣向を変えて、実際の事件について、ご相談から解決までの流れをご紹介して参ります。なお、実際の事件に基づいておりますが、当然守秘義務もありますので、多少デフォルメしております。
団体交渉。会社経営者や会社側の顧問弁護士、顧問社労士からすると、受けたくない相談ランキングの上位にくるのではないでしょうか。多数の組合員に囲まれ、半ば強引に妥結を迫られたり、拒否すれば街宣車などの実力行使を受ける…。聞くだけで頭が痛くなってきます。でも私は団体交渉の緊張感、嫌いではありません。(笑)

それはある日の昼下がり、突然やってきました。「初めてのご相談なのですが、実は会社の従業員の一部がユニオンを作って団交を申し込んできました。アドバイスをお願いします。」

団交来た!久しぶりの団交に腕が鳴ります。ただ、最近の団交は、ほとんどがいわゆる駆け込み団交です。従業員の一人が、どこかの労働組合に入って、解雇や未払賃金など自分の労働問題だけ相談して、それが解決すれば終わり、という単発の事案ですね。このご相談は、「ユニオンを作って」ということですから、従業員の何人かが相談し、社内に労働組合を作ったものと思われます。

こうなると、集団としての従業員と向き合わなければなりませんし、職場環境やベア(賃上げ)など、簡単に解決できない場合が多く、この時点で既にきな臭い感じがします。

詳しく話を聞いてみると、概要、①事業所の一部を閉鎖することになった。②そこに勤務していた従業員たちが、閉鎖の反対や、異動などの交渉するために、ユニオンを作った。③ただ、休憩時間の未取得や、未払賃金も求めている。そういう話でした。人数的には5人。まあ多くはありませんね。

まず私が考えたのは、「飛び火したらまずいな」ということです。それから、「どうやって切り崩していこうか」そんな悪だくみを考えながら、相談の日程を調整していきました。次回に続きます。

 

グルメ弁護士のつぶやき

梅雨ですね。はっきりしない天気で、イライラしたり、なんとなく調子が悪いと感じることも多い季節です。自律神経を整えるためには、辛い物をお勧めします!私は麻婆豆腐が好きなので、中華街でしょっちゅう食べています。最近のお勧めは、京華樓ですね。お店の味を再現できるレトルトも売っているので、お土産にもなります。アレンジものですが、景徳鎮酒家のチーズ海鮮麻婆豆腐もおいしいです。あぁ、ビジュアルで紹介したい!

                                   (令和元年6月11日 文責:石﨑 冬貴)