第39号 従業員のtwitterテロをどう防ぐ!?
最近、従業員がTwitterで、悪ふざけ写真や、人を不快にするようなコメントを投稿して、炎上する事件が多発しています。従業員本人だけでなく、会社までも被害を受ける、まさに「twiiterテロ」ですが、これをどうやって防げばよいでしょうか。
効果的な対策は、従業員に、以下の内容の誓約書に、署名・押印をさせることです。
・twitterなどのSNSの利用にあたっては、知人だけでなく、取引先や投稿を炎上させることが好きな人が、自分の投稿を見ている可能性があることを、十分に注意すること。
・取引先に関する情報、業務に関する情報、その他機密情報は、一切投稿しないこと。このような投稿は、機密情報の漏洩にあたることを自覚すること。
・その投稿を見た人が不快に感じるようなことは、一切投稿しないこと。このような投稿は、会社や取引先だけでなく、自分にも不利益になることを自覚すること。
・これらの誓約に違反した場合は、会社から懲戒処分を受けたり、損害賠償を請求される可能性があることを、了承すること。
このように、従業員の危機意識に直接訴えかけることが、何よりも効果的です。
ただ、これに違反したからといって、直ちに懲戒解雇まですることは難しいことに、注意して下さい。
弁護士藤井の一言
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