【下請・フリーランス新法】「買いたたき」対策の協議への対応方法
前回、「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」というものがあり、発注者側として、どのような価格交渉の準備を行うべきかという話をさせていただきました。今回は、その下請事業者側の対応方法について解説します。
この指針には、発注者としてとるべき行動/求められる行動とともに、受注者としてとるべき行動/求められる行動も記載されています。
たとえば行動③「受注者が価格交渉を申し出やすいタイミング、発注者の業務の繁忙期など受注者の交渉力が比較的優位なタイミングなどの機会を活用して行うこと。」というのは、重要な観点だと思われます。きちんとしている発注側は、年1回は価格交渉をする機会を作り出す「アリバイ作り」をしなければならなくなりました。受注者としては、そのチャンスを逃さないようにしましょう。
また、価格提示も、自分たちで行っていくことが要請されています(行動④)。その際、公表資料をベースに話を示すことができますが、そうはいっても「どの資料を、どうやって使ったらいいか分からない」という方も多いかと思われます。
そんなときに役立つのが、埼玉県が公表している「価格交渉支援ツール」です。https://www.pref.saitama.lg.jp/a0801/library-info/kakakukoushoutool.html
マニュアルも整備されていますし、何よりこのツールの結果は、価格交渉を行う際のエビデンスとして出すことができます。そのような点で、有効に活用することが可能なツールかと思われます。このツールの使い方がわからない場合は、全国にある「よろず支援拠点」の「価格転嫁サポート窓口」に問い合わせをしていただければ、サポートを受けることも可能です。
ぜひ、ご活用いただければと思っております。
週末のおでかけ日記
年末ですね。忘年会が続いています。
先日は、高校の同級生と東京八重洲に、「忘年会」とかこつけて飲みに行ってきました。高校の同級生の話で盛り上がり、店を追い出されたあとも、東京駅で1時間以上立ち話をしていました。今思うと、別のお店に入ればよかったのですが、うっかり学生のノリで話し込んでしまいました。高校を卒業して20年近く経過しているのにね・・・。
(2024年12月23日 文責:杉浦 智彦)
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