プライバシーポリシーは作った上で公表しているか?
近年「個人情報」「個人情報」と叫ばれ、氏名や住所などの情報の保護の必要性がどんどん高まっております。
それを受けて、「個人情報保護法」も毎年のように改正され、時代に合ったものに変化してきております。
その中でも一番基本とも言えるのが「企業は、預かった情報を安全に管理しなければならない」というルールです。
当たり前といえば当たり前ですが、こういった基本的なルールをしっかり守っておくことが、トラブルの「事前予防」のためにとても大切なのですね。
「安全に管理」と言っても、具体的にどのように管理するのでしょうか?
それを各企業が定めたものが「プライバシーポリシー(個人情報保護指針)」です。
「プライバシーポリシー」という言葉はよく聞くものですが、実は…法律で定められた言葉ではないのですね。
なので、法律で、作成や公表が義務付けられているわけでもありません。
ただ、「安全に管理」するための一つの方法として、ほとんどの企業が、プライバシーポリシーを定めた上で公表しています。
色々な企業のホームページを拝見していると、プライバシーポリシーが載せられていることがほとんどです。
このようにしておくことで、「日頃から情報管理について社内での注意喚起が出来る」「万が一の際に、企業がしっかり安全管理責任を果たしていたことを説明出来る」「お客様にご安心いただける」といった様々なメリットがあります。
利用前にプライバシーポリシーを熟読する…というお客様は稀だと思いますが、「HPに載っているだけでなんとなく安心」というお客様は多いと思います。
この機会に是非自社HPをチェックいただければと思います!
弁護士の徒然草
本日から、新型コロナウイルス感染症の位置付けが「5類」に引き下げられましたね。
政府からの一律感染対策などは求められなくなり、基本的には国民の自主的な判断に任されるそうです。マスクについてはもともと3月13日から「個人の判断」とされていましたが、今後はより自由な判断になりそうですね。
私もマスクを外す機会が増えましたが、この3年であまりにもマスクに慣れすぎて、マスクをしていないと「服を着ていないかのような錯覚」を覚えて恥ずかしさを覚えることがあるのは…気のせいでしょうか?
(2023年5月8日 文責:佐山洸二郎)
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