【消費者被害と中小企業編】 この1年でお話をすることについて

今年度のコラムは、「消費者被害と中小企業」と題して、2つの話題を取り上げます。一つが、BtoCの取引で注意しなければならない消費者法の改正のお話です。もう一つが、中小企業が被害者となる「中小企業に対する悪徳商法」の話です。

 

最近、消費者法と呼ばれる「消費者契約法」「特定商取引法」「割賦販売法」などの法律が、消費者を保護する方向に大幅改正をしています。保護する範囲が広くなりすぎて、真っ当に仕事をしている中小企業にも影響が出てきてしまうような改正になっています。そのため、消費者法の改正によって企業が注意しなければならない点にクローズアップしてお話をします。

一方で、このような消費者保護の範囲が広くなり、悪徳業者は消費者を狙いにしても満足な利益が得られなくなってきました。そのため、悪徳商法の狙いは、消費者から小規模事業者に舵を切っている状況です。昔から、悪徳リース被害などは報告されていましたが、最近は、SEO詐欺、求人広告詐欺など、さまざまな被害が出てきているところです。今年度のコラムでは「中小企業に対する悪徳商法」の特徴やその対処法にクローズアップしてお話をします。

特に、「中小企業に対する悪徳商法」については、一度契約をしてしまうと、簡単に取消しなどができないところがあります。みなさまに「怪しい」と思えるアンテナつくりに役立つようなコラムを作成していきたいと思っております。

 

次回は、「消費者法は悪徳商法以外にも適用される!」という話をいたします。

 

週末のおでかけ日記

先週金曜日は事務所セミナーでした。みなさまお集まりいただき、ありがとうございました。多くの顧問先様と顔を合わせることができ、嬉しく思いました。
先週末は、父娘二人で、サンリオピューロランドに行きました。初めて行きましたが、娘も、ポムポムプリンのカチューシャをつけながら機嫌よく遊んでくれたので、父としては一安心でした。さまざまなアトラクションがあり、本来は40分程度並ぶのですが、娘よりも私のほうが耐えきれず、「PUROPASS」と呼ばれるファストパスに課金して列をごぼう抜きしていました。娘には、妻も一緒に行ったときに、待つ楽しさを学んでもらえればと思っています・・・。

(2023年4月24日 文責:杉浦智彦)