弁護士会照会について

今回は、弁護士会照会というややマイナーなトピックについてです。

弁護士会照会とは、弁護士が、弁護士会を通して、企業や団体に資料等の提出を求めるものです。

例えば、Aさんという方への債権回収を進めている弁護士が、Aさんの(元)勤め先へ、Aさんの連絡先や給与振込口座などを教えるよう求める場合があります。他には、怪我が絡む事件において、病院に対して診療記録について照会するという場合もよく見られます。

そうして、事態の解決に必要な資料等を収集していくのです。

 

弁護士会照会は特別なものではなく、日常的に用いられている制度です。照会できる事項に制限があったり、必ずしも回答が得られるわけではないため万能ではありませんが、資料等の収集手段としては有用なものです。

企業内において、必要な情報が得られずに問題の対応に難儀しているという場合には、弁護士に対応を依頼すると、弁護士会照会で必要な情報が確認でき、事態が進展するということもあります。

一方で、企業側として、弁護士会照会を受けるという場合もあり得ます。この場合には、どのように対応することがよいのでしょうか。

次回は、この点についてお話いたします。

 

Atty’s  chat

今年は色々と新しいことに挑戦したいとの思いから、先日よりボルダリングジムに通い始めました。壁に付いている突起物をよじ登っていくあれです。
実際にやってみると、思いの外の難しさに苦戦中です。経験の長い方々は軽々と簡単そうに登っていくのですが、いざ私が登り始めると、すぐに剥がれ落ちてしまいます。ただ、その難しさ故の楽しさがあり、早くも夢中になっています。
ボルダリングに関しては、今年中にジムの全ての壁を制覇することを目標に頑張ります。

 (2023年2月14日 文責:越田洋介)