知らないと怖い「個人情報」取扱ルール(1)
インターネットがもはや社会インフラと呼べるまで普及している今日この頃、「情報」の取扱いの重要性は日に日に増しております。
情報に関するルールを定めた法律は、何といっても「個人情報の保護に関する法律」ですね。法律にしては珍しく、非常にわかりやすいネーミングです。
皆様の企業でも、従業員様の情報、お客様の情報、取引先の情報など、個人情報を取り扱う機会は多いのではないでしょうか。
「知らないと怖い」などと脅かすようなタイトルではありますが、極端な話、うっかりミスで刑事罰を受けるなんてこともありますので、やはり最低限の知識だけは身に付けておいた方が安全です。
細かいルールはともかく「個人情報の取り扱いって、予想以上に厳しいのだな…」という感覚だけでも持っていただければということで、今回から3回に分けて個人情報保護法の簡単な解説をさせていただければと思います。
まずそもそも「個人情報」とは何でしょうか?法律上のややこしい定義はさておき、簡単に表すと「特定の誰かと結びつく情報」になります。
一番わかりやすいのは氏名や顔写真ですよね。特定の誰かを表す情報の代表例と言えると思います。また、DNA、指紋、パスポート番号、マイナンバーなども、個人情報となります。そして、氏名とセットで取り扱われることの多い、住所、生年月日、電話番号、メールアドレスなども、それ単体というよりは、氏名等と結びついて個人情報となることがほとんどです。さらに変わったところだと「歩行態様」「声紋」なども個人情報にあたるとされています!
予想以上に、個人情報の範囲は広いですよね。
次回から、これら「個人情報」の取扱いルールについて見ていきたいと思います!
弁護士の徒然草
東京オリンピックが終わりました。弊所の近くの「横浜スタジアム」では野球やソフトボールが行われていました。
コロナ禍がなければ観客で賑わい、周辺の飲食店なども大繁盛だったと思います。
しかし残念ながら無観客で、決勝トーナメントが行われている最中も周辺の飲食店街は閑古鳥が鳴いておりました。。
野球とソフトボールでは見事日本が金メダルを獲得しましたが、周辺の飲食店のことを思うとどこか心に虚しさも残ります。
早くコロナ禍が収束し、街の賑わいが戻ることを願うばかりです! (2021年8月16日 文責:佐山 洸二郎)
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