相続法が変わって事業承継はどうなる?(1)

 相続法が大きく変わりました。一部分(遺言の法務局保管制度)以外は、今年の7月から施行されていますので、もうルールは変わっています。

 

 事業承継においても、相続のルールは大きく影響しています。ここから何回かに分けて、改めて相続法の改正の復習をしていきたいと思います。

 

 今回、相続法で変わったのは、主に次の6点です。
  1. 配偶者居住権制度の導入
  2. 遺産分割等に関する見直し
  3. 遺言制度に関する見直し
  4. 遺留分制度に関する見直し
  5. 相続の効力等に関する見直し
  6. 特別寄与料制度の新設

 

 このうち、事業承継に大きく関わるのが、2~5までの項目です。

 

 次回以降、これらの項目について解説をしていきます。

 

週末のおでかけ日記

 先週土曜日は、母校である同志社大学で開催された「日本弁護士連合会 業務改革シンポジウム」に出席していました。(登壇者ではなく、受付として動員されていたのですが・・・。)
 久しぶりに行った母校は、新しい建物が増えたり、駅直結になったりしていて、どうも懐かしさを感じることはできませんでした。ただ、周囲の風景や、学生時代に通ったファミレスの横を通って、馬鹿なことをしていた学生時代の思い出が蘇り、少し恥ずかしいような気分になったところです。日曜に京都から新幹線で戻ってきたのですが、台風の影響はギリギリ受けませんでした。みなさまは被害などなかったでしょうか。

                                     (2019年9月10日 文責:杉浦智彦)