「コリビング」って知っていますか?? ~地方不動産の活用の新しい動き~

 

 先日も、「負動産」の動きの加速、というように高齢化社会と相まってドンドン事前対策しておかないと不動産取引がしづらくなる、というお話をしてきました。ただ、「空き家」問題など、暗い話題だけでなく、今回は、「コリビング」という新しい動きをご紹介します。

 

 皆さん、「コワーキングスペース」というのは、もうお聞きになったことはあるでしょうか?!

いわゆるシェアオフィスですね。個別に事業用として部屋を賃貸すると、保証金や賃料が高額になるので、企業、開業直近の方が、企業が一括借り上げしているスペースの一部を借りるという比較的新しい賃貸形態ですね。賃料・保証金を低額に抑えられるというメリットに加え、コワーキングスペース利用者同士で、顧客を紹介し合うなど、ビジネスマッチングの効果も得られるということで、利用者の満足度は高いようです。

 

 さて、今回、「コリビング」というのは、住居自体をシェアする、複数の人が共に働き共に暮らすという発想で、「コワーキングスペース+シェアハウス」、みたいなもののようです。言葉自体が新しいので、明確な定義のできるものではないですが、今まであったマンスリーマンションを地方といいますか、観光地、自然の多い場所などに応用しようという試みのようです。

 

 マンスリーマンションは、あくまで仕事をする場所の近くに住んで、その場所に仕事にいく、だから都市部にないといけない。コリビングの場合は、仕事をするスペースを建物自体に作っているので、基本的に仕事場と住居が一体になっている、だから、都市部と遠いところにも作ることができる、という発想のようです。

 

 もちろん、「コリビング」がなじむ、仕事の形、年代の方は、ある程度限定されているとは思いますが、「負動産」化が進む市場にも新しい動きがあるのは、素晴らしいことだなと感じたのです!

 

のどかな弁護士の近況

 前々回から、革靴を磨くのにハマっているというお話をしましたが、最近は、「ウイスキー」です。「なんだ、こいつは?!」と思われた方、正解です、周りも似たような反応です。基本的に、オタク気質なので、ハマると集中度がなかなかです。今、すごいスピードで「ウイスキー」に関する情報を収集しています。そんな毎日の楽しみは、2、3のウイスキーを飲み比べながら、「ウイスキー大全」のページをめくることです。毎日平和ですね。

(令和元年8月19日 文責:山村 暢彦)