事業承継編 会社は株主だけのものなのか

<今回は、今年度の総まとめです>

 

 今年度から始めていた「事業承継編」も、もう1年経過しようとしています。

 

 今年度は、主に、会社の株式をどれだけ集められるかという話をしました。事業承継にとって、株式は極めて重要です。なぜなら「会社を引き渡す」ということが、法律上の意味としては「多数派の株式を引き渡す」ことにほかならないからです。

 これまで、会社自身が経営者以外の株主から買い取る方法(金庫株)や、株式併合などを用いた「キャッシュアウト」と呼ばれる強制買取りの話、行方不明者からの株式買取方法などの話をしてきました。(ただ、一番良いのは、仲がよい間に、話し合いで株式を買い取ってしまうことではあるのですが・・・)。

 

 こんなふうに、株式の話ばかり言っていると、「会社は株主だけのものなのか」みたいに思われる方が出てくると思います。法律自体は、そのように読めるところではありますが、実際に会社を動かしているのは、経営者やスタッフにほかなりません。

 事業承継の場面でも、高い専門性を持つスタッフがいて、この人の技術などを引き継ぐことが主な目的となることだってあります。また、事業承継をする目的自体が、従業員の雇用継続というところにある場合も多いです。

 

 こんなわけで、事業承継の場面での支援のうち、株式は、一部にすぎません。来年度は、「人の引き継ぎ」を含めた、事業承継時の問題について解説していきたいと思います。

 

週末のお出かけ日記

 春ですね。花粉の季節です。目が充血し、コンタクトレンズが入らなくなりました。そこで、弁護士らしく(?)、百貨店でメガネを探しに行くこととしました。
 いままで、メガネなんか、JI○Sなんかの、フレーム・レンズの値段が一緒になっているモデルしか買わなかったんですが、ふつうはフレームとレンズの値段って別だったんですね・・・。清水の舞台から飛び降りる気持ちで4万円くらいのフレームを選んだら、レンズ含めて結局倍くらいの値段に・・・(その段階で拒むこともできず購入)。いいメガネで価値を見極められる人間になろうと思いました。

(平成31年3月11日発行 文責:杉浦智彦)