どんな弁護士が望ましいのか

企業法務の弁護士として大切なことは、2つあると思っています。 もちろん最低限の、法律知識等は有していることを前提にしての話です。

まず、素早い回答をすることが大切です。
弁護士は、職人的なこだわりがあり、完全な回答でないと出せないといったことが良くあります。 しかし、企業は、経営全体の一環として、法律上の問題を解決しようとしていますので、 それに必要な範囲の法律的サポートを、素早く提供するということが、非常に必要だと考えています。

2番目の点は、顧客である企業の求めているものを提供するという姿勢です。
勿論これは、違法なことを合法というといった話ではありません。 しかし、企業としては、法律の細かいことはともかく、経営のための目的を達成することを考えていますので、 その為にはどのような法的対応が可能かを、弁護士として考える必要があります。

企業が、「法的に大丈夫ですか」と質問してきたとき、単にそれは法的に駄目ですというだけでは十分なサポートとはいえないということです。