英文契約書のアレコレ(6)

英文契約書で用いられる基本単語を、引き続きご紹介いたします。今回は、日常英語と英文契約書とで意味が違う使い方をされる代表格、“default”を取り上げます。
 「デフォルト」という言葉は、日常でもよく使われますね。
・「初期設定に戻す」
・「デフォルト値を使う」

といった形で、ITや日常会話では「あらかじめ設定された状態」という意味で使用されていることが多いと思います。

ところが、英文契約書で “default” が出てくると、その意味は一変します。
例:The Buyer shall be in default if it fails to make payment on the due date.
訳:買主が支払期日に支払を行わない場合、当該買主は債務不履行の状態にあるものと
する。
ここでの 「“default” は、義務を果たしていない状態」=債務不履行を意味します。
債務不履行が、損害賠償や、解除や期限の利益喪失などをもたらすことは、日本の契約書と同じです。
例:Upon the occurrence of an Event of Default, all outstanding amounts shall become immediately due and payable.
 訳: 債務不履行とされる事由が発生した場合、未払いのすべての金額は直ちに支払期限が到来したものとみなされる。

多くの契約書では、日常とは異なる意味でdefaultが使われており、注意が必要です。

 

物好き弁護士のつぶやき

本当に外国から来た観光客の方が増えましたよね。
銀座線に、新橋から乗りました。銀座線の車両って、他の地下鉄比べてちょっと狭いですよね。
私は次の銀座で降りますが、乗客も相当数いたため、奥のスペースにひっこみました。足を組んだ観光客らしいレディーがいたので、Excuse meと言って通りましたら、向こうからも、Excuse meと声をかけられました。何がエクスキューズミーだったと思いますか?
英語にもならないジェスチャーで、私が持っていた携帯の充電器を、貸してくれですって笑!   

                                                                                                                     (2026年4月6日  文責:原田 大士)