会社がやっていけないときにどうするのか
これ以上借金を抱えて、会社を経営していくことができない。そうした場合、何らかの対策を取る必要があります。
一つは、裁判所を通した整理手続きと、もう一つは裁判所を通さない、私的整理です。
裁判所を通した整理手続きとは
大きく分けると、事業を終わらせる「破産手続き」と事業を継続させる「民事再生手続き」があります。その他にも、会社更生など法的制度はありますが、中小企業で事実上問題になるのは、この2つの制度です。
私的整理とは
裁判所を通さない任意整理という形をとります。
債権者と月々の借金の返済額の交渉をしたり、返済期間を延ばしたりといった交渉をしていく中で、事業を続けたり、事実上廃業に向けて動いたりしていきます。