Accuver株式会社 管理部 寺本秀宝様

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Accuver様について教えてください

寺本様:当社はAccuverグループの日本現地法人です。Accuverグループのベースは香港にあり、その上に韓国の親会社があります。Accuverグループは、移動体通信といわれる中でも、電波の不感地帯を調べるための移動体無線の測定と解析ができるソフトウエアを開発、販売している会社で、当社は日本国内でこれらを販売しています。また、日本独自で海外の企業と契約を結び同じようなシミュレーションツールを輸入販売しています。

顧問弁護士を付けた理由を教えてください

寺本様:元々当社は株式会社弘栄が出資をして創った会社だったのです。そこに、私がファイナス担当として入社しましたが、法律のことまで全て任されることになったのです。ただ、私はファイナンス出身の人間なので、法律のことまでなかなか手が回らないということで、弘栄の管理本部に相談したところ、弘栄の顧問弁護士をされていた、横浜パートナー法律事務所の大山先生をご紹介していただきました。
大山先生と顧問契約を結んで良かったなっていうことはどのようなことでしょうか?
寺本様:レスポンスの早さと、ビジネスモデルのご理解の早さですね。私はベンチャー企業を渡り歩いてきているのですが、その時々で弁護士の先生とお会いする機会がありましたが、その方々の中でも、大山先生は相当レベルが高く、抜群に素晴らしい先生だなと初めてお会いしてビジネスモデルについてお話させていただいたときに思いました。

 

契約書作成でご相談させていただく際、私からのつたない説明でも、瞬時に理解いただいき、ピンポイントで答えていただけ、かつ「こういうふうに書いたら、こういうこともできますよ」と加筆修正をしていただいたり、教えていただいたりできるという部分が顧問契約を結んでよかったなと思います。

 

また、我々は、外資ですので、グループ間の中でもいろいろと契約をしないといけないのですが、そういったときは英文契約になります。英文契約は、文章が切れないし、独特の言葉や言い回しがあり、何度読んでも分かんないんですよね。こういったときには、全面的に先生のお力をお借りしており、非常に助かってます。
インタビュアー:大山先生はビジネスモデルを理解するために、何か調べたり、気をつけていることがあるんですか?
大山:いや、調べるっていうよりも、分からないところは、顧問先の方に教えてもらっています。ただ、私は会社勤めをしていたので、会社内部でどういうことをやっているのかが分かっているので、聞くポイント自体がそういう内部事情を知らない人とはちょっと違っているのかなと思います。
寺本様:そうですね。そこは非常に大きいですね。そのヒアリングが的確で、すごく助かっています。今までお付き合いさせていただいた方は大体5~6回は電話をして話をしないと分かっていただけないのですが、大山先生は、ほぼ一発目のメールで「分かりました。では、ドラフト上げてみますね」と返信があり、上げていただいたドラフトがほとんど合っています。
そこからは、私からいくつか気になる点を聞いて、それについて先生から解説いただければ、あとはもうこちらで判断できる範囲になっています。本当に早いですよ。

日々、どのようなご相談をされているのでしょうか?

寺本様:多岐に渡っていますね。契約についてや、契約書の内容について質問させていただくことが多いんですが、労務関係や債権債務のこともご相談させていただいています。

 

顧問契約を依頼する際には期待していなかったが、依頼してから気づいた効果ってありますか?

寺本様:きめ細かくやっていただいている点ですね。他の先生方よりとてもきめ細かいなと思います。いろんなリスクの可能性とかも教えていただけますし、やはり別の案とか、別の方法も教えていただけるということが、非常に付加価値を付けていただいているなと思いますね。

やはり、大山先生は会社勤めをされていた経験っていうのがベースにありますから、「会社が何をしたいのか」ということを理解いただいているんですよね。そうすると、例えば業務委託契約1本についても、内容を見たときに、「これはこういうことやりたいんだな」ということが瞬時に分かっていただけます。その上で弊社にとってより良い方法をアドバイスいただけていますが、こういうことは他の先生では絶対出てこないと思いますね。

御社にとって横浜パートナー法律事務所さんというのはどのような存在ですか。

寺本:専門性が高くて、私では漏れてしまうようなところをしっかりと救っていただいて、セーフガード的なことをやっていただいているなと思います。内部の人間は、私がいくら力説しても信じてくれないところがあるのですが、「大山先生が言うんだったら」と信じてくれますね。私と大山先生の見解が一致していたとしても、やっぱり会社としてはセカンドオピニオンは絶対欲しいんですよね。
大山先生:上の人って「外部の意見、もらったのか」って言うんですよね。私が会社の法務部門で勤めていたときもありましたね。こういうときに、変な弁護士が変なことを言うと、すごく困るんですよね。「そりゃ、教科書にはだめだって書いてあるけど、この場合、あまりそこをうるさく言うと、もう回らない。」と法務担当としては思うのですよ。
寺本様:おっしゃるとおりです。こちらは教科書にはだめだと書いていることは分かっているんですよ。
大山:そうなんですよね。現場は分かっているけれども、これは行くべきだと思ってやってるのに「リスクあるから、これは駄目だ」って偉い先生に言われて、「先生がそう言ってんだから、もうちょっと考えろよ」って上に言われる。現場としては、すごいつらいところあるんですよね。だから、私は、自分が現場で苦労していたんだから、現場の人たちを苦しめないように、なんにしても素早くやること、リスクはリスクとしてあるが、やっぱりリスクだけ見る法律家でもいけない。前向きな事業を進めるために、どうすればいいかを考えるようにしています。
寺本様:先生とやり取りをさせていただいて、私もそういう知識、ノウハウを吸収させていただいています。昔は「リーガルチェックお願いします」って先生に丸投げしていたと思うのですが、今はほとんど僕がやっています。通常の業務委託とか、取引基本契約とかは大体書いてあることや論点は一緒なんですよ。ですので、先生から教えて頂いてる中で、ここと、ここと、こことをちゃんとチェックしていれば、あとの条文はもうほとんど決まり文句ということがわかり、自分でチェックできるようになりました。いまでは、こういったことは、寺本に頼めばなにか出してくれるということが社内に浸透しましたね。ただ、多額の投資をするとか、会社の事業再編における重要な契約等は、私がドラフトを作って、その背景を説明しながら先生に見てもらい「こういうところ入れたほうがいい」、「このままだとリスクがある」とアドバイスをいただいています。
インタビュアー:理想的な関係ですね。
大山:本当にありがたいことです。
寺本様:結局、我々みたいなベンチャーは事業のスピードも速いですね。買収や投資ということも多々あります。そういった場合ファイナンス・スキーム自体は私の専門領域なので対応できますが、それに対する契約となると、私も弱くなってしまいます。なので、細かいところを先生に伝えながら、一緒に作ってもらっています。私も数千万というお金が動くことなので「俺が作ったから、いいでしょ。社長」と言うのは怖いです(笑)。ですので、法律の中でも、先生方によって専門分野があるじゃないですか。相続がすごかったり、会社法、事業再編、M&Aや民事が強かったり。我々は事業会社ですから、やっぱり会社法とビジネスにおける契約に強い先生っていうのがまず第一条件なんですよね。大山先生についてはそういうとこを網羅しつつも、いろんな細かい債権債務についても教えていただいており、カバーしてる範囲が広いなと感じています。

 

顧問弁護士を探そうとしてる方に向けてのメッセージをお願いします。

寺本様:スピード感を持って対応したい。法律問題について現場から考えた的確な回答を頂きたいと思っていらっしゃる会社さんにはぜひおすすめします。大山先生は企業に勤務していた経験をお持ちですので、業務委託契約や、覚書、個別の契約、会社法、企業買収など多岐に渡って、よくご存じで、かつ英語もできるとなれば、これほど強い顧問弁護士はいないですよ。