販売店契約(代理店契約)

販売店契約(代理店契約)は、一定の商品を国際間で継続的に売買する取引を定めた契約のことです。
 
販売店契約とは、売主から商品を買主が自己資金で買取、販売店で再販するための契約のことで、代理店契約とは、売主の代理人として、売主に代わって商品を販売する取引契約のことです。
 
販売店契約では次のようなポイントに注意をしてください。
 

①販売権の付与

売主が販売店を売主の製品の販売者として任命し、販売店がそれを受け入れることを定める規定です。
 

②販売地域

販売地域は明確か、販売地域外で直接・間接を問わず販売が禁止されるかにつき、チェックします。
 

③最低購買数量

販売店が一定以上の数量の製品を購買することを約束する規定です。独占販売権をもらえる場合、その見返りとして最低購買量が設定されていたりするので、確認しましょう。
 

④競合品の取扱い

販売店は、販売権を与えられた製品と類似または競合する他社製品を、販売地域内で販売等の取扱いができるかをチェックします。
 

⑤情報提供

販売店が売主に対して提供すべき情報の内容(販売状況や在庫状況に関する報告等)が規定されているかを、チェックします。
 

⑥注文および個別契約

販売権の対象となる製品の注文方法と、それについての売主の承諾について定めたれた規定です。
 

⑦商標等の使用

販売店は製品の販売に、メーカーの商標等の使用が認められるかをチェックします。