介護施設で、入居者が転んだ

施設は、入居者が転んだことを、家族の者に説明しませんでした。そのこと自体は問題でした。

そのことを後から知った家族が説明を求め、施設はそれに応じました。

さらに、再発防止のためのマニュアルの作成、問題が生じたときの連絡についてなども定めました。

しかし、そこまでしても家族の者は納得しませんでした。

担当者や責任者の退職その他を執拗に求めるとともに、さらなる対策をするようにということで、毎日のように施設に連絡してきました。

 

事務所では当初より、再発防止措置などについて相談を受けておりました。

しかし、あまりの家族からの要求に悩んだ施設から、その対策の相談も受けました。

如何に対応しても満足してくれない家族は、すでにクレーマー状態にあると判断いたしました。

 

今後は、全て弁護士を通して対応する旨、施設から当該家族に伝えてもらいました。

弁護士が表に出ることで、その後のクレーマー的対応はやみ、本人が他の施設に移動して事件は解決しました。

 

(※特定を避けるため、一部編集しております。)