略歴
東京都文京区生まれ
駒場東邦中学高等学校卒業
大阪大学人間科学部卒業(一年の休学期間中アメリカ留学)
大阪大学大学院人間科学研究科中退
早稲田大学大学院法務研究科卒業
神奈川県弁護士会所属
紹介
弁護士を志す前に私が研究していた文化人類学という学問は、異なる社会に住む人の言葉を親身になって聞き、異文化という「見えないルール」を見つけ出し、人々の行動を文化の観点から「弁護する」学問でした。
ある時、私たちの社会にも法律という「見えないルール」があり、それゆえに人は困り、助けられもすることに気づき、関心が移りました。身近な人々の「困った」を親身に伺い、これを解決する。その思いが、弁護士になり、当事務所に入所した大きな理由です。
注力分野
・不動産問題
私自身、十数年前に家族の不動産を相続したことで、不動産賃貸や相続の問題に、日ごろから触れて参りました。隣地との境界はどこにあるのか、賃借人に対しどこまでするのが貸主の義務なのか、建物や土地から立ち退かなければならないのか、不動産をどのように分割相続したらよいのか。こういった皆様のお悩みに、私の知見が活かせます。親身になって、お悩みをお伺いします。
・古物営業
情報化社会や大量生産社会の現代であるからこそ、出来栄えのよい物、手の込んだ物は捨てられずに大事にされ、世界規模で流通していると思います。古着、自動車、美術品等。法律では、一度消費者の手にわたった物であれば広く「古物」と呼ばれます。古物売買でのトラブルや、営業上のお悩みなどは、私にご相談下さい。
趣味
私は美術鑑賞が大好きです。全国の芸術祭に旅行に行きますし、ささやかながら、現代美術を収集しています。
50年以上前に、「美術の歴史や思想に物が結び付けられることで、物が美術になるんじゃないか」という問題提起をしたのは、哲学者ダントーです。今日の、何でもアートになってしまいそうな雰囲気に、さすがのダントーも驚くかもしれませんが、美術が「制度」の上に成り立っているということは、彼の予言通りかもしれません。私はコレクターとして、ギャラリー、評論家、作家の方々の声を伺い、美術独自の制度に触れてきました。制度や作品自体に通じる弁護士として、作家様ご自身や美術作品をお持ちの方のご相談もお受けしております。
メッセージ
法律は「見えないルール」と申し上げました。日本には8000以上の法令があるといいます。そのルールを全て把握している人は、普通いないでしょう。そして、何かに夢中になって走っている方には、足下をすくうルールの存在を、注意しきれないものです。ルールではなく、気持ちが人を走らせるのですから、それは道理ではないでしょうか。
皆様のお足下を明るく照らせるよう尽力致します。よろしくお願い致します。