第132号 債権回収の社内体制

私が関西で弁護士をしていた頃、商社で債権回収の担当をしている方々とよく話をしていました。「債権回収の担当者」と聞くと、みなさん怖い人を想像しがちですが、実際のところ、怖い人はおらず、むしろ「営業のうまいビジネスマン」みたいな人がほとんどなのです。すごくいい人ばかりで、お話が好きな方ばかりなのです。
今回は、これには理由があるというお話をいたします。

債権回収に向けて動き出すタイミングは、社内の風通しが良いほど早くなります。債権回収の働きかけをすべきタイミングは、「よくない噂」が流れていることを知ったときです。「売上が落ちているよ」程度であれば良いですが、それだけではなく、商流の倒産情報などは要注意です。売上の低迷している会社に現金が入らないと、それだけで倒産してしまうこともあるからです。
営業に行く人は、現場に実際に行くわけですから、「普段よりバタバタしている」「普段より電話が多く鳴っている」など、その店舗などの雰囲気から違和感を覚えていることが少なくありません。その違和感を社内で共有していると、業界内の噂などを調査し、いち早く債権回収に動き出すことができるわけです。噂や雰囲気レベルであっても社内で意思共有できる「風通しの良さ」というものが、素早い債権回収のために本当に大切です。そして、早い債権回収が回収可能性を高めるわけですから、結局社内の風通しの良さが回収の決め手となるのです。

そのようなわけで、ぜひこれを読んでいる代表や債権回収のご担当者さまには、営業との綿密な関係を構築できるよう、社内の忘年会には勤しんでもらいたいと思う次第でした。

週末のおでかけ日記

もう12月です。一年も早いですね。最近、週末はみなとみらいをランニングしています。年明けの『ハマスタ駅伝』に参加するかもしれないということで、熱が入ります。みなとみらいをランニングすると、「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマの撮影スポットが出てきたりして、ガッキーファンの私はニヤニヤしてしまうことがありますが、決して不審者ではございませんので、暖かく見守っていただけますと幸いです。
平成28年12月5日第132号(文責:杉浦)