第129号 従業員の問題行為(2)

前回から、従業員の問題行為について解説しています。
前回は、問題行為を知った後の初期対応についてでしたが、今回から、具体的なトラブル別で、対応方法や注意点を解説していきたいと思います。

そもそも、従業員のトラブルは、私生活に関するものか、業務に関するものかによって、大きく分かれます。私生活については、本来、会社とは無関係ですから、会社に対して影響があった場合に対応が限られます。逆に、業務に関するものであれば、会社としても、対応しやすいということです。
まず、私生活上のトラブルですが、ライトなところからいえば、私生活上の民事紛争があります。友人との金銭の貸し借り、離婚、遺産分割調停など多岐に渡りますが、基本的には、これに対して、会社として何か口を出すのは難しいところです。鬱のようになり仕事が手についていないとか、督促の電話が会社にまでかかってくるような状況に至れば、退職勧奨などから始めていくこともできると思われます。

また、最近多いのは、副業の問題です。仮に、会社として副業を禁じていたとしても、実際に業務に何の影響がないのであれば、具体的な懲戒処分などをすることは難しいのが実情です。どうしても納得できないのであれば、ヒアリングをした上、人事上の措置(昇進や評価)で何らかの方法を取るのが限界でしょう。

一番深刻なものとして、刑事事件を起こしてしまったという場合もあります。その場合、会社としては直ちにヒアリングして、何らかの処分を検討することになりますが、これも、純粋に私生活に留まるものであれば、現実の処分は難しいところがあります。報道されたり、免許取消しになって営業車の運転ができない、といった業務への支障があった場合には、解雇や、懲戒処分に移ることになるでしょう。仮に被害者になって出勤できない場合には、有給や私傷病休職ということで対応することになります。次回に続きます。

グルメ弁護士のつぶやき

いきなり冬になりました。
秋、冬と言えば、やはり食です!ズワイガニの水揚げも始まりましたが、一足先に紅ズワイガニは解禁されています。先日、取り寄せたのですが、紅ズワイガニは水分が多いので、常温で解凍するとべちゃべちゃになって味が薄くなりました。流水解凍で周りの氷が柔らかくなる程度まで一気に解凍し、そこからはにらめっこしながら、氷を割って落とせるくらいのぎりぎりで、氷をはがして食べる。これが最も美味い食べ方だと確認しました。この境地に至るまで2kg食べてます(笑)
平成28年11月7日発行(文責:石崎)