第116号 「白い恋人と面白い恋人」② ~似てる商標?!~

前回は、「白い恋人と面白い恋人」を題材に、商標法上の似ている似ていないは、「顧客が間違って買うほど、似ているかどうか」が問題となるというお話しでした。
そうすると、「面白い恋人」は、似ていないと考えられそうなのですが、、、「白い恋人」の影響や話題性を使っているのに、その辺りは問題にならないのか、今回はこの点についてお話しします。

結論から言うと、法的規制の限界といいますか、どこで線引きをするのかという問題なのです。マネをされる側からすると、マネされて面白くない、うちのマネをして儲けるのをやめろ!といった感想があるかもしれません。他方で、似ているから全て駄目という立場を法律が取っちゃうと、新しくデザインする人は、過去の商標登録を全て調べて、似ている部分を避けながらデザインしなければなりません。かなりデザインの幅が制限されてしまいます。

そこで、現在の商標法の立場としては、商品を誤認させて買わせるのは良くない。「間違って買うほど、似ているかどうか」を商標法違反の基準としよう。この基準まで似ていなければ、デザインの幅を広く認めようという立場なのです。

オマージュやパロディといった明らかにマネといいますか、既存のものを参考にしていても一概に商標法違反にならないのは、作り手側の多様性を損なわないようにするためなのです。このように、既存の権利者と作り手のバランスを考えた立場を取っているので、マネしたことによる影響や話題性といった事実上の利益については、法的には規制されないのです。このような観点から、商標法や著作権法などの似ている似ていないは、一般の方の感想とずれが生じることが大きいように思います。

もっとも、先日のワンポイントの感想で、「WinWinの関係だから、いいじゃないか!」という感想もいただき、私も、もっともだなと感じました。やはり、法律の解決だけでは画一的になるところもありますので、当事者同士の話し合いというのも大事に思います。

とにかく明るい弁護士の近況

先日、所長の大山とともに、富士山に登ってきました!ご来光もしっかりと拝むことができ、富士山でも最高峰の「剣ヶ峰」まで登ることもできました!
登っても、登っても先が見えず、また雨にも降られ、風にも吹かれの中を、頑張って登ってきたかいがありました。事前の天気予報では、降水確率も高く不安だったのですが、、、蓋を開けてみると、ここ一番で一番良い天気だったようです。「剣ヶ峰」まで登れる天候は久方ぶりとのことでした。
無事、下山した後にも、興奮さめやらず、「霧ヶ峰」まで登れることなんてなかなかないみたいですからねー。ほんと、「霧ヶ峰」でもばっちり写真撮りましたからねー。なんて、騒いでいると、当然大山のほうから、『「霧ヶ峰」は、エアコンやで。。。』と。
素で間違えてしまいましたが、それだけ富士登山は過酷な道程だったということでしょう!次は、また違う山に登りたいですね。今度は、金太郎の金時山を計画中です!!
平成28年7月19日発行 第116号(文責:山村暢彦)