第114号労働組合との戦い方(9・完)

労働組合への対応について長期連載してきました。今回はその総集編ということで、絶対に忘れないでいただきたい点を、場面に分けてプレイバックします!読み忘れた方も、これだけ読んでおいていただければと思います。

1、組合は決して敵ではない
組合は決して敵ではありません。会社側としては、「目の上のたんこぶ」に感じることもありますが、組合を通して、事前に従業員の不満を汲み取ることで、労使紛争化を防ぐこともできます。組合と積極的にコミュニケーションを取っていくことは、意味のあることです。

2、団交は妥結しなくてもよい
労働組合との間で一番もめるのは団体交渉です。団体交渉には、誠実に応じなければなりませんが、しっかりと交渉すれば、結論として妥結する必要はありません。その意味では、時間は取られますが、あまり精神的に過敏になる必要はないのです。完全に平行線になれば、団交を打ち切ることも一つの方法です。

3、団交で組合のパフォーマンスに乗らない
はっきり言って、組合は「専門家」です。細かい法律の条文や規則に詳しいため、それらを引用したり、また、本題とはほとんど無関係な細かい手続上の問題を指摘するなど、ある種パフォーマンスのようなことをしてきます。これに乗って感情的に口を滑らせては、組合の思う壺です。「調査・検討の上、追って回答する」と伝えておいて、こちらも専門家と相談し、しっかりと作戦を練ってから対応しましょう。

4、法的手続に至るまでに専門家に相談する
法的手続はとにかく時間も費用もかかります。これまで弊事務所にご相談いただいた事件も、ほとんどが「もう少し早めに相談してほしかった」というものでした。合意書(協定書)の作成や、団体交渉への同席も依頼できる顧問社労士や顧問弁護士などに、早めに連絡しておいた方がよいでしょう。

グルメ弁護士のつぶやき

酒のあてに最高な「鮭とば」ですが、先日、函館の知人から「幻の鮭とば」を入手しました。函館のお婆さんが自宅で作っているそうで、形も細長い鮭の切り身のまま。皮もついています。早速いただきましたが、これが本当にうまい!干したとは思えないほど、身が付いているんですが、非常に柔らかく、ジューシー。塩加減もベストで、延々酒盛りできそうです。どうも、跡継ぎがいないそうなので、お婆さんが現役のうちに食べ尽くします! 平成28年7月4日発行第114号(文責:石崎)