第112号債権回収の下準備(2)
~素早く交渉できるよう「期限の利益の喪失」を入れよう~

多くの契約書には「期限の利益の喪失」と書かれた条項があるのをご存じでしょうか。
そもそも「期限の利益」という言葉に馴染みがない人も多いと思います。要するに「支払期限までお金を払わなくてもいいよ」ということですね。「期限の利益の喪失」というのは、その逆で、「期限まで待てないから早く払え」ということです。

日本での債権回収のコツは、「ほかよりも早く、多く相手と連絡する」というところに尽きるわけです。他の債権者より早く期限の利益をなくすことができると、より早く「支払え」と言って交渉ができるようになります。そんな重要な条項だからこそ、契約書にはこぞって「期限の利益喪失」の条項を入れているのでしょう。

よく契約書に入っているのは、「破産手続開始の申立て」時点で、当然に期限の利益が喪失するというものです。ただ、実際は、もう申立てがあると、満足いく債権回収は難しいので、「もう少し早いタイミングでも良かった」と思うことは多いのです。
そこで今、交渉材料にもなるような期限の利益の喪失条項が流行っています。「財産状態が悪化し、またはそのおそれがあると認められる相当の事由があるときに、債権者の請求により期限の利益を失う」みたいな条項があると、債務者に信用不安の噂が流れたとき、それを確かめることができますし、調査を拒まれたときに、それで期限の利益を喪失したとして、いきなり債権回収交渉をすることも可能になるわけです。

週末のおでかけ日記

先週土曜日に、Perfumeというアイドルのライブを見に、幕張メッセに行ってきました。Perfumeのライブの魅力は、曲だけではなく、映像作品としての魅力(というか、ライゾマという映像作家の新製品発表会みたいなんですよね笑)も、さらにファンも一緒に参加してライブを作っていくというところにあるわけです。詳しい内容は、ライブ中に、メンバーと「機密保持契約」を締結(?)した関係で言うわけにはいかないのですが、興奮が未だ消えないわけです。加えて、盛り上がった結果の筋肉痛も、未だ消えないわけです・・・。
平成28年6月20日発行第112号 (文責:杉浦)