第106号 「音の商標」~リズムだって看板になる~

前回の会社を守る法律相談では、ドーナツ屋さんを題材に、事前に権利を取得しておかないと、実際にその商標(看板)を利用している会社が権利を得られないこともある、、、というお話しでした。

そこで、今回は、商標権には、どのような権利が認められているのかを紹介したいと思います。事前に、どういう権利を取得できるか知っておかないと、権利を他人に横取りされちゃうことだってあるわけですね。こういうところが、新しい権利の面白いところでもあり、怖いところでもあります。

まず、商標とは、会社で売っている商品やサービスが、どの会社のものかを表す看板だというのを最初にイメージしてください。ある商品やサービスにつけた商品名やロゴマークなんかですね。

「この薬は、昔からあるものだから信頼できる。」「ここの車なら、しっかり作られているから安心できる。」このように、商品やサービスが持つ信用、ブランド力に権利を与えるのが、商標権なのですね。

商品やサービスが、どの会社のものなのかが分かれば商標としての役割を果たすことができる。それなら、目に見えないものでも、リズムだっていいじゃないかと最近新しく認められたのが、「音の商標」です。少し紹介します。

寒い冬の日なんかに聞くと、よだれがでてきてしまいます。。。
→「サッポロ いーーーちーーーばーん」

院長先生のテレビ露出も増えていますね。
→「たーかーすー   クーーーーリニック」

どうでしょうか。活字ですが、リズムも浮かべられたでしょうか。
こんな感じで、CMになっている有名なフレーズなどは、現在多くが商標出願中となっています。このように権利もどんどん新しくなっているので、知識のアップトゥデイトがますます肝心だなと感じる今日この頃です。

とにかく明るい弁護士の近況

先日、司法研修の同窓会に参加してきました(弁護士、裁判官、検察官になる前に行う1年間の必修の研修があります。)。研修当時は、馬鹿なことを言ったり、飲み歩いたりの毎日でしたが、今は互いの近況や仕事の話も増えて当時と比べると、とても大人になった気分です。やっぱり学生時代の同級生しかり、「同期」というのはいいもので、次回が待ち遠しいです!   平成28年5月9日発行 106号(文責:山村 暢彦)