第82号 労働組合との戦い方(1)

今号から新シリーズです。その名も、「組合との戦い方」になります。組合と直接やりとりをしたことのない経営者の皆様も多いと思いますので、実例を踏まえて、組合との交渉の過程を解説したいと思います。 
先に説明しておきますが、「戦い方」と言っても、労働組合は、会社にとっての敵というわけではありません。立場の違いからぶつかり合うことも多いですが、組合は、従業員と会社の間の潤滑油にもなり得ます。従業員は、上司や会社に直接言いにくいことでも、組合を通すことで話す機会が生まれますし、それは、会社側が、現場の意見を知る良い機会になります。また、会社も、賃金削減やコストカットなど、組合を介して上手く折衝することも可能です。まあ、そんなに組合と前向きな関係を築けることはなかなかないのですが・・・。 
まず、労働組合から通知が来るパターンは大きく2つです。1つは、「社内に労働組合を結成しました!」というもの。もう1つは、「従業員の●●が、当ユニオンに入りました。ついては、団体交渉を求めます。」というもの。前者は、組合自体を結成したという通知ですが、中小企業の場合、このようなケースは少ないと思います。ここ十年の流れをみても、企業別組合よりも、職業別組合や地域別組合の方が主流といっても過言ではないでしょう。前者の場合は、それから長期的な付き合いになっていきますが、後者の場合は、その従業員のその案件だけということになります。したがって、それぞれに対する扱いや対応も異なります。 
しかし、前者の場合でも、これまでなかった組合を新しく作ったわけですから、何かしら、従業員全体が共有している問題点はあるはずです。私であれば、組合からの団体交渉の申し入れを待たず、組合側に対して、積極的に対話する機会を作っていくでしょう。いわば、先手を取るわけですね。後者の場合は、とにかく、その問題を早期に解決する方法を探っていくことになりますが、いずれにしろ初手が肝心なのは間違いありません。次回に続きます。 

グルメ弁護士のつぶやき

近所で有名なシャンパン・バーに行く機会がありました。シャンパンが出るお店なので、どうしてもいい値段になってしまい、なかなか行けませんでした。ところが先日、初めて参加する集まりで、会場がそのお店。会費はなんと5000円。これはと思い参加したところ、何のことはない、貸し切りでお酒を持ち込んだだけという・・・。でも、マスターと仲良くなり、次回は安くしてくれるそうなので、結果オーライということで!!(文責:石崎)