第72号 採用活動と内定のルールとは?(1)

春になりました。4月に入り、企業の説明会なども開かれているようで、リクルートスーツを着た学生もたくさん見られます。そこで、今号からは、企業の採用活動と内定のルールについて、シリーズで解説したいと思います。
まず、今号は採用活動についてです。採用活動におけるルールとしては、法律上で定められたものと、そうでないもの(独自のルール、申し合わせなど)があります。前者としては、年齢制限を認めない雇用対策法、虚偽の求人広告を出すことを禁じた職業安定法などがありますが、特に厳しいのは、男女雇用機会均等法です。
シンプルに、男性だけを対象とした採用が違法なのはもちろんですが、身長や体重、体力などを要件とする採用も禁止されています。例えば、必要もないのに「握力40キロ以上の方限定」とすれば、事実上、採用の対象から女性を除けることになってしまうからです。
「え、それもだめなの?」とされる事例としては、「事務職は女性のみ、営業職は男性のみ採用するという採用計画を立てる」「女性に対してのみ、未婚者であることなどという条件をつける」「採用案内に『女性向き職種』と記載する」「説明会などで、女性の採用は少ないと説明する」「面接で、女性にだけ、出産後の就業継続意思を確認する」などが挙げられます。
厳しいなという印象かもしれませんが、勘違いしてはならないのは、結果的に、実際に採用した人がどちらかの性別に偏ること自体は問題ないということです。女性を必ず一定数採用しなければならない、といったルールではなく、とにかく、採用の間口は、しっかりと両性に開けておきましょうということになります。
以上のような法律上の規定とは別に、昔の就職協定のように、経団連などが自主的に定めて
いる独自のルールもあります。次回は、このような自主ルールについてご説明します。

グルメ弁護士のつぶやき

最近、野毛をうろちょろしています。野毛というのは、昔からある飲み屋街で、桜木町駅から歩いて行けるんですが、いわゆる赤提灯がたくさんあって、週末ともなると非常に活気があります。これから暖かくなりますので、店の軒先で、逆さにしたビールケースに腰かけて、ホルモンをつまみながらビールを飲む、なんてどうでしょう?私は大好きです(笑)(文責:石﨑)