第66号 賞与の減額には注意が必要

社員にとっては待ち遠し賞与ですが、会社側からすれば、いつも気前よく支払えるものではありません。業績の低迷、悪化のために、支払う余裕が無い場合に、賞与を減額したり、支払を無しにすることはできるのでしょうか。
この点、賞与は給与と異なり、必ず支給しなければならないものではありません。
というのは、就業規則に、支給額・支給率等について具体的に定められている場合は、その通りに支払う義務がありますが、多くの会社の就業規則には、「業績に応じて支給する」と記載されているだけです。このように、具体的な支給額・支給率等が記載されていない場合は、業績に応じて賞与を減額したり、不支給にしても、法律上問題にはなりません。
ただ、賞与を急激に減額したり、不支給にすると、ローンの返済などで、社員の生活に重大な影響を与えることがあります。また、社員のモチベーション低下や、会社の将来性への不安感を与えることにもなります。
そのため、賞与の減額や不支給は、慎重に行う必要がありますし、社員から反発が生じそうな場合は、経営資料も提示しながら十分に説明し(単に今が苦しいことを説明するだけでなく、状況の改善策や、将来への展望をセットで語ることも必要です)、社員の納得を得られるようにプロセスを経ることが重要です。

弁護士藤井の一言

毎朝ミキサーで人参ジュースを作って飲むようになった結果、体重がみるみる減ってきました。身長170センチで体重は55.5キロは、なかなかのものというより、もはや痩せ過ぎな気がします。(文責:藤井)