第47号 非正規雇用労働者のキャリアをどうするか

前回までシリーズで「パワハラ」について解説しましたが、今回は、シリーズの合間ということで、コラム的に非正規雇用について考えてみたいと思います。
度重なる法改正もあり、アルバイト、派遣、期間雇用などの非正規雇用労働者は増え続けています。この背景には、人事コストをできるだけ下げたい会社側の思惑と、あえて正社員にはならず、勤務地や勤務時間をコントロールしやすい非正規雇用という選択肢を選ぶ従業員側の思惑の両方があるようです。平成24年の労働契約法で、期間雇用から無期雇用への転換が明記されたように、労働者保護の観点から、労働法規が改正されている一方で、人材の流動化の要請から、派遣業務の期間や職種を広げる派遣法の改正も予定されています。
このような中で、コンプライアンスや労働紛争の処理も重要ですが、労務管理として、非正規雇用労働者のキャリアについても、現在、多くの議論がなされています。非常にざっくり言えば、契約関係として正社員と非正規雇用を分けつつも、実質的な差を埋めていこうという試みです。非正規雇用から正社員への登用を制度化したり、業務の同一性などによって賃金を均したりといったことですね。これらははっきりと法律上求められている対応ではありませんので、あくまで労務管理としての側面になります。ただ、実際問題として、どの会社でも非正規労働者の占める割合は高くなっていますから、その士気や会社への忠誠心を高めることは、非常に意味のあることだと思います。
厚生労働省も、同様の発想で、専門のホームページ「キャリアアップガイド」を開設しています(http://www.hiseikikoyou.jp/)。ここでは、非正規雇用労働者のキャリアについて、実際に行われている積極的な取り組みの例などを紹介していて、参考になります。一度、非正規雇用労働者の労務管理について、考えてみてはいかがでしょうか。

新人弁護士のつぶやき

花粉が厳しい季節になってきました。以前はそこまでではなかったのですが、最近は結構つらいのです・・・。薬はできるだけ使いたくないので、民間療法に頼ろうかと思っています。今は、鼻うがいとヨーグルトにチャンレンジしようと思っていますが、「これは」というものがあれば、ぜひご教示ください!(文責:石﨑)