第35号 従業員からパワハラで訴えられた!

今号からは、最近ご相談が増えている「パワハラ」についてお話ししたいと思います。
少し前までは、「女性社員の肩を揉んだら、セクハラで訴えられてしまいました。」といった話が多かったのですが、最近は、「従業員を厳しく注意したら、パワハラだと言われました。」といった話をよく聞きます。最近の若い従業員のメンタリティがどうこうというわけではありませんが、これまでは単に「厳しい指導」とされていたものが、労使間の法的なトラブルになる可能性が高くなってきたことは間違いありません。
さて、そもそも「パワハラ」とは何かという問題ですが、これは、法律上明確に定義されているわけではありません。「アカハラ」や「モラハラ」のように、マスコミが大々的に名前を付けるようになってから作られた和製英語の一つに過ぎないのです。ただ、最近は、厚生労働省も、無益な紛争を避けるため、パワハラについて交通整理を始めました。
平成24年1月30日に厚生労働省が発表した報告書によると、職場のパワハラとは、「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為」だそうです。
・・・・なんだかよく分かりません。もう少し具体的に見てみましょう。この報告書では、パワハラを6つに分けて分類しています。①暴行や傷害など身体的な攻撃、②名誉棄損や侮辱など精神的な攻撃、③仲間外しや無視など人間関係からの切り離し、④業務上明らかに必要のないことの強制や仕事の妨害、⑤理由もなく程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと、⑥私的なことに過度に立ち入ること、この6つです。少し分かりやすくなりましたが、具体的な線引きについては、掘り下げる必要がありそうです。ということで、次回に続きます。

新人弁護士のつぶやき

めっきり涼しくなってきました。日中も過ごしやすくなって快適なのですが、これから寒くなると、持病の腰痛が騒ぎ出します。季節の変わり目は本当に怖いので、何とか予防しないといけないと思い、筋トレなど地味に励んでいるのですが、最近、姿勢が悪いのが要因なのではないかと考え始めました。骨盤が歪んでいると姿勢が悪くなり、腰に負担がかかるそうです。知人に整体を勧められたのですが、骨盤の歪みって整体で治るんでしょうか・・・?(文責:石﨑)