第23号 労基署から指導や勧告を受けてしまった!  

第17号、第20号と、シリーズで労働基準監督署による調査の話をしてきましたが、最後に、指導や勧告を受けてしまった場合の対応についてお話しておきたいと思います。第20号でも指摘しましたように、労基署の調査は、悪質な場合には刑事手続につながるおそれがあります。データの改ざんや隠匿などを行った場合はもちろん悪質と言えますが、違反自体は軽い(未払い額が少ないなど)ものでも、指導や勧告を受けながら放置するとたちまち厳しい処分を受けます。労基署が、しっかりとやりなさいよ、と警告したにも関わらず、それを放っておくわけですから、当然と言えば当然です。しかし、いきなり期限を切って、多額の未払い賃金を支払えとか、ちゃんとした就業規則を作成しろ、と言われても、すぐには対応できない場合が多いと思われます。その場合はどうすればいいのでしょうか。
答えは簡単で、労基署に待ってもらえばいいのです。労基署も、会社や経営者を罰することが目的なのではなく、労働者の権利を守ることが目的ですから、会社が努力しても難しいことは要求しません、したがって、定めれられた期日までの是正することが無理であれば、その旨を正直に相談してみましょう。明らかに不合理な理由でなければ、ほとんどの場合、期限の調整はしてくれるはずです。ただ、その際は、少しでも努力していることを示すために、すぐにできそうなものから是正したり、期限までのスケジュール表などを提出すれば、より労基署も納得しやすいかと思います。第17号でも述べたとおり、労基署も人ですから、誠実に対応するということを忘れないようにしてください。

新人弁護士のつぶやき

急に暖かくなってきましたね。寒い冬がようやく終わったかと思ったら、今度は恐ろしい花粉の季節です。昔はほとんどなかったのですが、年々ひどくなり、今年は早くも目に来ています。失礼なので、相談中はできるだけマスクは回避しようと思っているのですが、それも叶わず着用のまま相談に出ることもあり、お恥ずかしい限りです。そこで、最近、症状を少しでも抑えられないかと思い、色々と治療法を模索しています。一番気になったのは、使用済みのティーバッグを絞って目薬にするというもの。他にもしょうが湯や番茶で鼻を洗うというのもあるそうです。まだ試せていないのですが民間療法は奥が深いですね・・・。しかし生姜はなんて万能なんだ!(文責:石﨑)