第18号 秘密保持契約を結んでも秘密を守ってもらえない!?

秘密保持契約は、秘密情報を扱うことの多い企業の皆さんにとって、馴染みの深い契約だと思います。ある程度フォーマットが決まっている契約なので、それこそ、挨拶がわりに契約しているのではないでしょうか。
この秘密保持契約、結びさえすれば、それで取引相手が秘密を守ってくれる、そう思っている人が多いです。しかし、これは誤解です
秘密保持契約に限らず、契約書に調印するのは、社長なり幹部なり、上の方です。しかし、実際に秘密に触れるのは、現場の社員です。いくら会社間で、しっかりとした秘密保持契約を結んでも、現場の社員が秘密保持契約を知らなければ、秘密を雑に扱われ、最悪の場合、秘密が漏れる可能性があります
それでは、現場の社員に対し、秘密保持の義務があることを意識付ける、そのためどうすれば良いのでしょうか。社員にも、秘密保持契約に関与させれば良いのです。
ただ、さすがに相手の会社の社員個人に対し、会社間の秘密保持契約書と同内容の契約書を締結させることは、難しいでしょう。相手の会社も応じてくれないと思います。
そこで、こうしましょう。
相手の会社の社員が、相手の会社に対して、秘密保持の誓約書を提出することを、秘密保持契約の中で義務付ける誓約書の内容は、「今回のプロジェクトで相手会社から提供を受ける秘密情報を守ります。もし秘密情報を漏洩した場合は、会社から懲戒処分を受けることに応じます」といった、簡易なものでも大丈夫です。
会社ではなく、個人の立場として、このような誓約書を提出させれば、社員も、自分自身の義務として、秘密を絶対に守らねば、と強く意識してくれるはずです。

弁護士藤井の一言

 先日、大山がニュースレターにも書きましたが、遺伝子ダイエットの結果、私は、日本人の4%しかいない「アダム・イブタイプ」といって、「太りやすい食べ物がなく、筋肉がつきやすく、脂肪が分解されやすい」という、無敵の遺伝子だそうです。
 「なんだ、いちいち食事制限をしなくて良かったんだ」、そう思って遠慮無くご飯をたべるようになったら、体重が増えました。(文責:藤井)