第17号 労基署がやってきた!

労働基準監督署。経営者の皆さんであれば、一度は聞いたことがある名前だと思います。ただ、労働基準監督署の「調査」というのはほとんど馴染みがないのではないでしょうか。税務調査と違って、ほとんどあるものではありませんが、最近は、従業員が監督署に対して、積極的に情報提供することもあり、それをきっかけとした調査も増えているようですから、会社としてはある程度想定しておいた方がよいと思います。
労働基準監督署の調査というのは、要は、監督官がやってきて、残業代を支払っているかとか、有給を取得させているか、といったことを調べるものです。税務調査同様、事前に連絡があることもあれば、突然やってくることもありますが、日程調整にも応じてくれますから、なぜ都合が悪いのか、しっかりと説明する必要があるでしょう。
調査そのものは、色々と話を聞かれたり、書類の提示を求められるなど、税務調査と同じような形式です。そして、違法行為や、違法でないまでも妥当でない行為などがあれば、是正勧告や指導がなされます。注意しなければならないのは、税務調査と違い、労基署の調査は、これを直接のきっかけとして、刑事事件となることもあるということです。したがって、しっかりと対応しなければ、取り返しのつかないことになるおそれもあります。
最後に、法律的なところとは少し離れますが、監督官に誠意をもって対応するということも重要でしょう。経営者としては、税務調査や労基署の調査など、全て敵に見えてしまい、つい感情的になってしまうこともあるかと思いますが、変に勘ぐられては損です。それに、相手も同じ人間ですから、感じ良く対応すれば、物事を良い方に考えてくれるかもしれません。少なくとも敵に回しても良いことは一つもないのは事実です。こういうところが、意外と労基署対策の肝なのかもしれませんね。

新人弁護士のつぶやき

最近めっきり寒くなってきて、コートを着始めた方も多いと思います。コートといっても色々ありますが、最近は、ニットダッフルコートというのが流行っているそうですよ。要はダッフルコートの生地が厚手のニットになったものなのですが、これがなかなか格好いいんです。さすがにスーツには合わなさそうですが、最近は冬でもカジュアルな社長さんが多いので、オンタイムで着ることもできると思います。まあ、私が普通のトレンチを買ったことはまた別のお話。(文責:石﨑)