第10号 秘密保持契約書の要式

質問

1.当社は、取引先から委託を受けて作業を行う際に、取引先から秘密保持契約を結ぶように求められることが多いです。
2.秘密保持契約書の雛形は、ネット上で簡単に手に入るので、それを使おうと思います。
3.秘密保持契約書は、どれも同じような内容だと思うので、雛形を使っても問題無いですか。

回答

1. 雛形をそのまま使うことには、問題があります。
2. 秘密保持契約は、秘密情報を渡す側か、受け取る側かで、立場が違ってきます。
3. 渡す側としては、秘密情報が漏らされないように、厳しい秘密管理体制の構築を求めてきます。
4. また、漏らされたときに損害を回復できるように、損害賠償義務を求めてきます。
5. しかし、受け取る側としては、管理体制の構築負担や、損害賠償義務を回避するために、緩やかな契約内容にすべきです。
6. ところが、ネット上で手に入る雛形は、基本的に、秘密情報を渡す側に立った、厳しい内容になっていることが多いです。
7. 秘密情報を受け取る側の場合は、雛形をそのまま使うのではなく、弁護士のアドバイスなども受けて、緩やかな秘密保持契約書を作るようにしましょう。